SDGsへの取組み

SDGs 世界を変えるための17の目標 SDGs 世界を変えるための17の目標 2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」です

① SDGs(持続可能な開発目標)とは何か?

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。

このサミットでは、2015年から2030年までの長期的な開発の指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。この文書の中核を成す「持続可能な開発目標」をSDGsと呼んでいるのです。

② SDGsの「17の目標」とは何か?

SDGsは「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。アイコンとともに、それぞれを見てみましょう。貧困や飢餓といった問題から、働きがいや経済成長、気候変動に至るまで、21世紀の世界が抱える課題を包括的に挙げていることが分かると思います。
169のターゲットの詳細はこちら

SDGs 世界を変えるための17の目標 温室効果ガス削減、健全なインフラを未来に託す

③ ヤマダインフラテクノスが取組むこととは?

「鋼橋の効果的な長寿命化をめざして」

鋼橋の予防保全を経済的かつ効率的におこないます。鋼橋の代表的な損傷として、腐食があげられます。(右側写真)錆が放置されたまま進行し、板厚が減少したり、断面欠損している状態です。効率的な予防保全を行うためには、こうなる前に対処する必要があります。

そのため、近年では、塗装とサビを全てブラストにより取り除き、重防食塗装を施す塗替え仕様が主流となってきました。そのブラストですが、従来は研削材に高炉スラグのような、単価の安い非金属系のものを使用していました。

これは堅いですが、もろいため、塗装面に衝突すると破砕し、剥がれた塗装カスと混じって産業廃棄物となってしまいます。こうなると分別できません。その量ですが、1,000㎡のブラストに対して、約40トンの研削材が全て破砕し産廃になります。また、塗装は剥がれて約1トンの産廃になります。つまり、1,000㎡のブラストで41トンの産廃が発生してしまうのです。また、破砕の際に大量の粉じんも発生してしまいます。これでは作業効率が悪くなりますし、ブラストの品質を落としかねません。研削材や産廃の運搬量も大量に発生し、大量の温室効果ガスである二酸化炭素が排出されることにもつながります。長寿命化のためとはいえ、これは大きな課題でした。

④ 循環式エコクリーンブラスト工法 NETIS:CB-100047-VE 活用促進技術

その課題を改善したのが、「循環式エコクリーンブラスト工法」です。研削材には、破砕しない金属系のものを使用します。剥がれた塗装カスと混じりますが、セパレータで塗装カスと分離されます。研削材はタンクに戻り、連続供給装置を通じてまた噴射されます。再利用するので研削材による産廃は発生しません。一方、塗装カスは吸引され回収装置にたまり産廃となります。つまり、1,000㎡のブラストで発生する産廃は、塗装カスのわずか1トンに抑えることができるのです。

産廃が大幅に減るという事は、その処理費用も大幅に減ることとなり、コスト縮減にも大きな効果があります。また、破砕しないので大量の粉じん発生も抑えられるわけです。さらに、運搬量の大幅削減で、二酸化炭素の排出量も大きく削減できるというわけです。このように、「循環式エコクリーンブラスト工法」は環境性と経済性に優れたブラスト工法なのです。

私たちは、未来につながるSDGsに取組んでいます

⑤エコクリーンハイブリッド工法
新たな予防保全技術の誕生NETIS:CB-180024-A

腐食に比べれば発生数は少ないですが、見逃せない重大な損傷が「疲労き裂」です。橋は、長年にわたって交通荷重を支えてきました。高齢化を迎えた橋は、応力集中部に疲労が蓄積し、き裂が多く見受けられるようになりました。放置すれば鋼材の破断にもつながる重大な損傷です。き裂が発見されれば、補修を行いますが、今度はその周辺の弱い部分に応力が集中するようになり、そこに新たなき裂が発生するでしょう。今は発生していない橋も、さらに高齢化が進めば、今後発生する可能性が高いと言えます。早急に疲労き裂に対する予防保全技術を確立する必要があります。こういった鋼材の疲労強度を向上させるショットピーニングという技術が、自動車や航空機業界ではすでに確立しています。ショットピーニングとは、ピーニング材と呼ばれる特殊鋼球を鋼材表面に投射し、圧縮残留応力を与えることで、疲労強度を向上させる技術です。自動車のバネ・シャフト等や航空機のエンジン・翼等に古くからこの技術が使われ、安全が保たれてきたわけです。この実績のある技術を既設鋼橋へ採用しようと我々は考えました。

ピーニング材は循環式ブラストの研削材と同じスチール製の球です。このシステムを使用して、溶接部等の応力集中しやすい部分に投射すればショットピーニングが可能と考えたのです。ブラストと同時期に施工すれば足場や防護設備を併用できますし、このピーニング材も回収再利用が可能です。試験体や実際の鋼橋での実証を行い効果も確認しています。ブラストによる腐食予防とピーニングによる疲労き裂予防を同時にできるこの「エコクリーンハイブリッド工法」は経済的かつ効率的に鋼橋の長寿命化に貢献できるのです。